増税、還元、キャッシュレス。 そして明日は、ホープレス。

長編小説を載せました。(読みやすく)

運命

≪ 現代の駆け込み寺、もしくは御救小屋は、『保健センター』 ≫

小説「死に場所」のあとがきにおいて、以下を記載を致しました。 まずは、公的機関もしくは、医師に相談されることをお勧めいたします。 では、具体的(生活、会社、学校)において立ち行かない状況に陥り、 誰にも相談できない状況の時、どこへ相談すれば良…

【 死に場所 】place of death ..last stage 全34節 【第2部】(34)最終節 読み時間 約10分

(歌川広重 東都三十六景 御茶ノ水) (34)最終節 仙蔵とおさよは、一年ぶりに二人きりになると、募る話が頭にひしめいて纏まらぬまま歩き出す。 仙蔵は何から話したらよいのか、切欠がつかめず「荷物が重そうですから、どれか持ちますよ」と振り返った。…

【 死に場所 】place of death 全34節【第一部】(9) 読み時間 約10分

(9) それからしばらくは、どんよりとした天気ながら平穏な日が続き、十一月に入った。 十日もすれば、蕎麦が収穫できる。 早朝から釣りに出かけ、昼過ぎに帰ってきた仙蔵は、釣った鮒を魚籠(びく)から桶に移していたところに、圭助とおきつがやってきた。…

【 死に場所 】place of death 全34節【第一部】(5)~(6)読み時間 約10分

(5) 翌朝、圭助が仙蔵の家を訪ねて来て、開口一番。 「頼むから猪吉さんや皆には言わねえでくれ・・・」 仙蔵は答える前に溜息が漏れる。 「昨日の晩もおっかあが酒を出そうかと言ったんだが、断ったで。もう呑まねえ」 仙蔵は当たり前だとも思ったが口に…

【 死に場所 】place of death 全34節【第一部】(3)~(4)読み時間 約10分

(川崎市立民家園) (3) 全国的に大飢饉が続く中、甲斐に隣国の商人が現れた。商人等は相場よりも高値で米を買い集めた為、甲斐から米が流出した。当然、米価は高騰。 甲斐都留郡(大月市周辺)では三年以上続く飢饉で多くの死者が出ており、これが更なる…