【 死に場所 】place of death 全34節 【第2部】(28) 読み時間 約10分
( 江戸名所図会 熊野の瀧 )
(28)
仙蔵は帰り道の途中にある熊野十二社の鳥居を潜って参詣した後、境内をうろつき、社(やしろ)の裏手やごみ捨て場を窺うが欲するものがない。
ないな・・・。
仙蔵は鳥居に一礼をして、ふらふらと溜池周辺を歩き回ってみるが見当たらない。
辺りは暗く、一旦、長屋に戻って荷物を置き、提灯片手に周辺の小さな社に立ち寄る。
六、七社の神社を巡り、その帰り道の柏木村の奥の小さな神社に立ち寄る。
人目を忍んで社の裏手をまたもや覗く。
「あった・・・」
仙蔵は廃棄された破魔矢二本を手にする。
提灯を置き、破魔矢の羽の部分をじっくりと確かめる。汚れて毛羽たっているが三箇所均等に羽根が付いていた。竹の部分も腐ってはおらず、洗えば十分に矢として使える。
二本の矢では心元ないが、他には見当たらない。今から矢を作ろうにも手間がかかる。
仙蔵は布に包み、本殿に手を合わせて長屋に戻る。
もらってきた竹を火鉢の上で炙って、じわじわとしならせる。火力が弱いからなかなか曲がりが悪い。なんとか形にすると、今度は小刀で持ち手になる部分を削り、竹の両端に溝を彫る。紐を一旦ほぐして細く撚り直す。それをぐるぐると竹の両端の溝に巻きつけ弓の弦になるか張ってみる。
若干、紐は太いが使えそうだ。
ぎりぎりと何度も引っ張り、また弓の中心部を火に当てて弧を作る。
思いっきり引っ張っていると紐がぶちりと切れてしまい、何度か試行錯誤しながら簡易の弓を仕上げた。三尺寸と四尺寸の小弓を二つ。
続いて、破魔矢の先端を切り落とし、一寸釘を先端の空洞に取り付けてみるも、矢の中心真っ直ぐでないとぶれてしまう。試しに長屋の柱に向かって、弓に矢を宛がって放ってみるも、変な回転がかかって逸れて板に突き刺さり、余り具合が良くない。
飛距離は出ないが、先端を斜めに切って尖らせた。
仙蔵は夜明けまで仮眠を取り、辺りが白んでくると、弓矢を布で巻いて駕籠を背負って溜池の西にある林に入り込む。
狙いは雉(きじ)だが、烏(からす)の声ばかりが聞こえてくる。
試しに、三尺の弓で破魔矢を引き絞って放ってみたが、飛ぶには飛ぶが距離が出ない。
四尺の弓で試してみると、少しは弓として使えるが、それでも、矢の先端に錘がない分思うようには飛ばない。
仙蔵は余程近づかねば仕留められないと悩みながら雉を探す。
どうやら、烏の縄張りらしく雉の鳴き声すら聞こえてこず、とうとう林を抜けて中野村の方へと出てしまった。
仙蔵は北上し、神田上水に差し掛かると、があがあと鴨の鳴く声。
上水への立ち入りは禁止されており、付近を窺いながら土手を降りる。
岸に上がっていた鴨に狙いを定めた。
距離は凡そ四間(約7m)、即席の破魔矢を放ってみるも狙いは外れ、鴨が一斉に飛び去った。
仙蔵はひたひたと身の丈ほどもある枯れすすきの中を進み、鴨の小さな群れを見つけ、再び矢を放つも失速して届かない。
もう一本の矢の斜めに切った先端の空洞に小石を詰めて錘にし、弦が切れるぎりぎりまで今一度引き絞り狙いを定め、息を止めた。
弓は折れてしまうほど撓(しな)り、耳元では弦がぐぐっと音を立てる。そして音が消えた瞬間に矢を放った。
鴨の横っ腹に矢が命中した。それに驚いた他の鴨がばさばさと逃げ去った。
仙蔵は仕留めた鴨を駕籠に入れ、人目を憚り場所を変えながら三羽仕留めた。
気を良くした仙蔵は、神田上水沿いに小高い山に向かう。
( 江戸名所図会 落合村付近 )
昼すぎ、下落合村の御留山(おとめやま)に分け入り、やっと雉(きじ)を見つける。
二本の矢の先端を削り直して尖らせる。
雉は鴨と違い、縄張り意識が強く警戒心も強い。
仙蔵は雉の独特の鳴き声がした方に身を屈め、見上げながら進む。雌だ。
恐らく雄も近くにいるかもしれないと辺りを見渡す。
低い枝に止まる雌に狙いを定めて矢を放つが、反れて逃げられてしまった。
仙蔵は外した矢を探しに山の斜面を登ると、今度は雄の雉を見つける。
気付かれぬように、じわりじわりと遠巻きに狙う。距離はまだ十間以上もある。
更に、時間をかけてゆっくりと焦らず、息を殺して様子を窺う。
矢で仕留められる距離は恐らく三間半から四間といったところ。
雉からすれば、目と鼻の先。
背後から狙うが、枯れ木や枯れ葉が生い茂り足音で勘付いてしまう。
仙蔵は近づくことを諦め、上の木々を見渡す。雉が止まりそうな木の下で、弓をくるんできた布の上に枯葉を散らして、それを被ってうずくまった。
息を潜め、狙う枝に雉が来るのを待つ。
その間に、先に獲った鴨を締めねばと、小刀で血抜きを始め、木に鴨の足を括り付け逆さ吊りにして、雉を待つ。
半時、一時待っても雉は仙蔵がいるのを察知しているのか、なかなか止まらない。
足も痺れ、目だけが鋭く上空を窺うが焦(じ)れてくる。
仙蔵は何度も自らに言い聞かせる。
焦っても仕方ねえ、落ち着け・・・。
ばさばさと狙う枝に止まったのは、土鳩。
邪魔だ、どけっ。狙いはお前さんじゃねえ・・・。
余計に苛立ち、呼吸も荒らげてきた。まだか・・・日はもう傾き始めている。
来たっ・・・。
仙蔵が狙った枝とは別の近くの木に雉が止まった。羽を収める瞬間を狙って一矢放つが、勢い足りず枝の下に矢は反れて落ちた。
幸い、雉は毛づくろいをしていた。そしてまた、風が木を揺らし辺りの鳥が飛び立つ音で、矢が空を切る音には気づいていない。
仙蔵はもう一本の矢を弦に宛がい、ぎりぎりと引き絞る。
逸る気持ちを抑え、更に引き絞る・・・。
待て、焦るな・・・。奴は気づいちゃいねえ。
仙蔵は腹に力を込めて息を止めるが、ぶるぶると手元が震える。落ち着け・・・仙蔵はほんの束の間目を閉じる。
瞬きほどの短い中に、郷里で一日だけ狩りを共にした、おさよが蘇ってきた。
仙蔵はぱっと目を開け、何故、今なんだと振り払うかの様に矢を放った。
しゅっと矢は一直線に飛んでいったが、雉から外れ飛び去った。
「くっそっ!」
仙蔵はくやしさの余り、大声を上げる。
すると、なだらかな山の斜面の上に人影が現れ、「誰かいるのかっ、ここは公方様の御鷹場と知っての立ち入りかっ!」と叫んでいる。
まずいっ
仙蔵は鴨を布に包んで駕籠に放り込むと弓を放り出し、身を低くして逃げ出すが、枝か何かを踏んで音が聞こえたらしい。
役人らしき男が叫ぶ。
「おーいっ、密猟者がいるぞっ、捕まえろっ!」
仙蔵は気配を消しながら急いで下るが、半鐘がカンカンと鳴り出した。
御留山といってもそれほど広くもない小山だから、周辺の百姓が山ごと取り囲むのも造作もない。
こんな所で捕まったりしたら、信一郎に合わせる顔がないと、仙蔵は沢伝いに身を縮めて駆け続けた。
まだ日暮れ前だから高田馬場の方面には逃げられず、仙蔵は来た道の上水脇の土手下に飛び降り、すすきの中に身を潜める。
しばらく動かない方が賢明だと息を殺していると、上の道の方から声が聞こえてきた。
「役人が血相かいていたけんど、本当に密猟なのかね?」
「そうらしい、鴨の頭と弓が捨ててあったと言ってたぞ」
「そうなると磔かもしれん」
「えっ?鳥獣獲って磔かい?そんな馬鹿な」
「いやっ、今は知らんけど、昔この辺で鉄砲で密猟していた者が磔になったって聞いたことがある」
仙蔵はその話を聞き、これはえらい事になったと更に身を竦める。
風が出てきて、すすきがうねって横になる度に、仙蔵は生きた心地がしない。
じっと動かずにいると、見廻りの者が立ち去ったらしく声は聞こえないが、どこにいるかも分からない。
仙蔵は磔になることを恐れ、ただただ身を潜め続ける。
湿地で仙蔵の草履に水が染み込んで足が凍てつく。
日が傾き、やっと上空が赤らんできた。
仙蔵はすすきの中で、布に包んだ鴨を枯れ草や枝と一緒に駕籠の中に紛れ込ませる。
それから半時もすると辺りは薄暗くなってきた。
仙蔵はすすきの中に駕籠を置き、草履を直す振りをして道端に人がいないかを見定めた。
風は強く、飛ばされそうなほどの勢い。砂塵も舞い上がり雪と間違うような冷たさ。
仙蔵はしめたと、駕籠を取りに戻って道に出た。
手拭で頬かむりし、風を避けるように顔を隠して長屋を目指す。
風のお陰で顔を隠しても疑われず、仙蔵は人通りの少ない道を選んで長屋に辿り着く。
危ねえ、助かった・・・。
ほっと一息ついて、水瓶から柄杓のまま水をごくごくと飲むと、どっと疲れて土間に寝転がる。
こんこんと誰かが戸を叩く。
仙蔵は飛び起きて駕籠を隠そうと右往左往していると、「入るぜ」と勝手に戸が開かれてしまった。
仙蔵は「あっ!」と声を上げて驚いた。
信一郎は、まるで化け物でも遭ったかの様に驚く仙蔵にまた驚いた。
「うわっ、うるせーなっ!」
仙蔵は駕籠を持ってくるりと背を向けた。
「お早うございますっ」
「お早くねえっ、今晩はだっ。びっくりするじゃねえかっ」
仙蔵は嫌な所を見られてしまい、なんとか誤魔化そうと駕籠を土間の片隅に押しやり、何でもない風を装う。
「きょ、今日は、初めてのお暇を頂いたもので木切れなどを拾っておりました・・・お久しぶりでございます」
不意を衝かれた仙蔵は、いつもと様子が違い、妙ににこにことして愛想が良く、お上がり下さいと動きが機敏になっている。
それを信一郎が見逃す訳もない。
「そんな木切れなんざどうするんだ」
「すっ、炭にでもしようかと・・・」
「ふ~ん」と信一郎は上り端に腰掛け、駕籠を丹念に見つめる。
「風が強くて寒かったでございましょう。お茶でも入れますから」
仙蔵は土瓶に水を入れる振りして、信一郎と駕籠の間に立って、片足で更に奥へと押しやった。
信一郎はちらりと仙蔵の顔を見ると、互いに目が合う。
仙蔵がやけににこにことしている。
「仙蔵、駕籠の中身は何だ・・・」
「えっ、ですから、木切れや枯れ草でございます」
信一郎はふと、駕籠の目の隙間から布が見え、いくばくか赤いものが見えた。
「中身を出してみてくれ」
「全部、木切れでございますっ。見たってちっとも面白くもありませんよ。さっ、お茶にしましょう。お上がりになって下さい」
信一郎は雪駄を脱ごうとして、仙蔵の足元を見た。
「仙蔵、今帰ってきたばかりか?」
「はい・・・」
「足が泥だらけだぞ」
仙蔵が慌てて足洗い桶を持ってくる隙に、信一郎は駕籠の中に手を突っ込んで布に包まれた物を取り出して広げる。
「なんだ、鴨じゃねえか。お前さんが獲ってきたのか?」
慌てて仙蔵は申し開く。
「この鴨は神田上水の方で獲ったものでございますっ。決して御鷹場で取ったものではありませんっ」
「どっちも駄目だっ」
仙蔵ははっと息を飲んで、言葉を失ってしまう。
「しばらくお前さんの様子を見てなかったから、さっき御救小屋に行ってきた。今日は非番だっていうからこっちに顔を出してみたら、鴨なんて獲ってきやがって・・・鍋が食いてえのか?」
仙蔵は、信一郎が現れたのは、てっきり密猟者を捕まえに来たものと思っていたから、
ほっと胸を撫で下ろす。
信一郎は御鷹場と聞き、何かあったのかと訊ねると、仙蔵は事の経緯を説明した。
「この鴨を御救小屋の連中に食わしてやろうってか・・・鴨鍋は美味そうだが、ちょっと不味いな・・・」
信一郎は眉間に皺を寄せ、鴨をじっくりと睨み付けた。
「半鐘まで鳴らされちまったんだろう?」
仙蔵も楽しみにしてくれと、勝吾郎やお里に言った手前、出せなくなるんじゃ困ると信一郎に何とかならないかと頼む。
「うーん、よわったな・・・」
信一郎は腕組みをして鴨と仙蔵に目を往復させた。
「まあ、焦るこたぁねえ、とりあえず寒みいから上がらせてもらうよ。茶でも飲んで考えよう・・・」
仙蔵は泥だらけの足を洗ってから、茶の準備をする間、信一郎が火鉢の用意をする。
「申し訳ありません、白沢様に火なんて入れてもらって」
「しょうがねえだろう、さみいんだから。待っていたら風邪引いちまうよ」
信一郎は火鉢で手を炙りながら、どうするかと思案を続ける。
仙蔵は土間の竈で湯を沸かして、茶を持ってきた。
ふ~うと信一郎は太い息を付いて頭を悩ませる。
「お前さんは御鷹場って事を知らねえで入っただけで、雉は取りそこなったんだった。黙っていりゃ良い・・・。でも、そこで鴨を絞めて三つ頭を置いてきて、そんで、お前さんが鴨を三羽持っていったら、どんな噂が立つやもしれん。あそこら辺の村からも御救小屋に来ている者もおるから勘違いされても不思議じゃねえ」
仙蔵はうなづきながら一緒に考え込む。
火鉢に二人で手をかざし、う~んと互い違いに唸り続けた。
「鴨が三羽・・・」
信一郎は月代の剃り跡と地肌の際を爪でぽりぽりとかいて呟く。
「あそこは全部で二百人くらいはいるしな、三羽じゃ出汁にもならねえ・・・仙蔵、一体どれだけの人数に食わせる予定だったんだ?」
仙蔵も腕を組みながら「今、お勤めしている一棟で四十人ぐらいです。それと、働く人も入れると六十人でしょうか。ですから、五羽は持っていこうと思っておりました」と歯切れが悪い。
信一郎は仙蔵に首を振った。
「そりゃいくらなんでも、他から文句が出るぞ。だったら、全部に行き渡るぐれえにしねえと。全部と言ったら二、三十羽は必要だな」
信一郎は天井に顔を向けて考え込むと「なんとかなるかもしれねえ・・・」と呟く。
「本当でございますかっ?」
仙蔵は身を乗り出した。
「ああっ、おいらが泊まっている宿屋や、他の商家にも声をかけて鴨やら魚やらを融通してもらって放り込んで鍋にすりゃぁ、なんとかなるだろう。寄付や施行(せぎょう)をした金持ちを今度町奉行所で十人ぐれえ表彰するから、それを伝えてやれば、一人に付き鴨の一羽や二羽なんとかなるかも・・・」
「それなら皆喜びますっ」
仙蔵は嬉しくなって立ち上がった。
対して、信一郎の表情は曇ったまま。
「でもなぁ、それはそれで代官所にも許可をもらわねばならんから、必然的においらが行かねえといけねえ。それに、おいらじゃ役不足だ。上役の与力ぐれえが頼まねえと・・・あっ、そうだ。今日尋ねたのは様子を見るだけじゃねえんだよ。お前さん、前に国から出てくる時の話で、餞別に熊の胆をもらったって言っていただろう?」
仙蔵は信一郎の顔を見て、えっと首を傾げる。
「ほらっ、熊の糞かもしれねえって言っていたやつだよ」
仙蔵は思い出して大きくうなづいた。
「はい。九分九厘、糞だと思いますが・・・」
「見せてくれ」
仙蔵は振り分け荷物の中に仕舞って置いた小袋ごと信一郎に渡した。
「その中に入っております」
信一郎は袋の中から取り出す。物はでかいが、手の上に乗せるとごつごつとして丸い。
「変だな。熊の胆って胆嚢(たんのう)を干したもんだから、もっと干物みてえに長細いもんだよな・・・」
仙蔵もうなづく。
「はい、ですから私も熊の糞を丸めて固めた物だと思ったんでございます。でも聞けば、相当大事に持っていたものらしいので、圭助の気持ちだと思ってお守り代わりに持っています・・・」
「仙蔵、鍋の事はなんとかるすから、これもらっていいか?」
信一郎は、さる大身の旗本が長年痔ろうで苦しんでいて、上役に医者を見つけて来てくれと言われ、名医を捜し出したは良いが、熊の胆が必要だと説明した。
その熊の胆でも、寒中の熊から取った極上品が良いが、なかなか手に入らないと困っていたいう。
仙蔵は「構いませんが、それは十中八九、糞の塊でございますよ・・・」と渋い表情で懸念する。
「おいらも薬の事は詳しくねえけど、熊の糞も薬になるって聞いたことがあるから、医者か薬屋に診てもらおう」
「恐らく糞ですから、白沢様が恥を掻くだけかと・・・」
「万が一って事もあるじゃねえか」
仙蔵は頭を傾げ口をゆがめる。
「はい・・・でも一文にもならないと思いますよ。糞は糞ですから」
信一郎は黒い塊を袋の中に仕舞って、懐に入れた。
「白沢様、懐には入れない方が宜しいかと思います・・・」
仙蔵は渋い顔で信一郎を止める。
「何でだ?」
「いくら寒いと言っても、体の熱で糞が溶け出したらどうするんです?」
「まあそうか・・・じゃあ、腰にでも下げていくか。それと、鴨はもう二三日待ってくれ。色々声をかけてみる。今は寒いから、獲ってきた鴨は腐る事はねえ。捌いて日陰にでも置いておけば大丈夫だ。じゃあ、三日後ぐれえに番屋に来てくれ」
信一郎が立ち上がると、仙蔵も立ち上がった。
「私も番屋までお供致します」
「ここでいいよ、お前さんも疲れているだろう」
信一郎は足袋を履いて長屋の戸を開ける。
仙蔵も後を追う様に提灯に火を入れ、見送りに出るが「糞して寝ろ」と追い払われた。
第二部(29)へ続く。